最終更新2023.2.20
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異なるプレートが押合い地震を引きおこすと言う意味では同じ条件下にあるトルコで,2023年2月6日にマグニチュード7.7,7.6という2回の大地震が発生しました.その地震被害は,隣接するシリアにまたがって広域に及びました.それから約1カ月が経過しましたが,死者は53000人を超え,今なお多くの人たちが困難な避難生活を続けています.
震源断層である東アナトリア断層は,陸上にプレート境界が露出した断層です.そのためとりわけ激しい地震動に見舞われ,多くの建物が倒壊しました.耐震基準を同じくする日本にとっても,見逃すことのできない被害状況で,学ぶべき点が少なくないと思います.
愛媛大学の森伸一郎特定教授を中心とするグループが,現地調査前に緊急報告会を3月1日に開き,大変意義深い報告がなされました.さらに現地に赴き現地調査を行った結果について,3月15日に調査速報会が行われます.詳しくはこちらをご覧ください.皆さん参加して,多くのことを学びましょう.
(2023.3.15追記)調査報告会が終了しました.ZOOMで流された講演の様子は近日中にYouTubeにアップされるそうです.配られた資料は,整理し直し改めて公開するそうです.
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