最終更新 2023.2.3
目次
<河口湖および埼玉県戸田市からの富士山>
<河口湖からの一週間の富士山>
この10日間ほど、戸田市からは台風の影響や,低気圧や低気圧に伴う前線の通過が続き、その合間に移動性高気圧が通過していきましたが、雲が出る日が多く、富士山は殆んど見えませんでした。
河口湖からの状況を見てもさすがに雲の影響が強く、曇っている日が多かったのですが、雲が去った後には富士山が奇麗に見えていました。移動性高気圧の通過直後かと思いますが、それも長くは続きません。
この間の写真をご覧ください。
今日は関東平野はよく晴れ上がり、河口湖では完璧な富士山が見えましたが、関東平野の中央(戸田)からは富士山は霞んでいて見えません。戸田では強い南東風が吹いています。
今日は雨が抜けて、河口湖からは富士山が奇麗に見えました(杉本氏写真、6時33分)。富士山に掛かる笠雲(リング状)。ひまわりの画像を見ると、房総沖の低気圧に関わる雲が関東平野に掛かっていますが、富士山の周囲には影響しないようです。一方、戸田市の昼ごろ、房総沖の低気圧に絡んだ雲があって、富士山は見えていません。丹沢山地や奥多摩の山並みはうっすらと見えています。
朝
河口湖から 6:33
ひまわり画像 7:30
昼
戸田から 12:50
ひまわり画像 13:00
3月6日は、西高東低の気圧配置で、ひまわり画像の通り、北西の季節風が山岳地を超えて乾燥し、関東平野側はよく晴れました。
熊谷ー銚子に沿って、5-8m/sの強い北西風が吹いていました。この強い風にそって東に長く伸びる雲が形成されています。
その南側には相模湾から房総半島沖に細長く伸びる雲が目に付きます。この雲の方向を相模湾から西向きにたどると富士山にあたります。富士山付近では強い北西の風になっています。どうやら、新潟の糸魚川から松本、諏訪湖を経て、甲府盆地、富士山までは糸魚川―静岡構造線に沿う地形的凹所を季節風が抜けてくるように思われます。富士山からは相模湾に一足です。この風が相模湾から発達する細長い雲のでき方と関係している可能性があると思います。この時期には富士山付近から東方に雲が発達するケースも多いようです。
上記の熊谷―銚子の方も、北西季節風が山岳部を超えるか、やや低い部分を通るかして、平野部に到達したのだろうと思います。
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