最近活発化、噴火を繰り返して注目を集めている小笠原諸島西之島の最新情報です。
・7/15 14:00 <火口周辺警報(入山危険)が継続>
西之島 火山の状況に関する解説情報 第5号 令和2年7月15日14時00分 気象庁地震火山部
西之島では活発な噴火活動が継続しています。
1.火山活動の状況
7月11日に、気象庁の海洋気象観測船「凌風丸」が行った海上からの観測によると、西之島の山頂火口から大量の火山灰を連続的に噴出する噴火が継続しており、活発な噴火活動が続いていることを確認しました。大きな噴石は火砕丘の麓まで飛散し、夜間には赤熱した溶岩が火口縁上200m程度まで噴出していました。
今後も、溶岩の流出や大きな噴石及び火山灰噴出を伴う活発な噴火活動が継続する可能性が高いことから、引き続き噴火活動に警戒してください。
西之島周辺の風向き等の条件により小笠原村父島周辺に降灰が予想される場合は降灰予報を発表します。
2.防災上の警戒事項等
山頂火口から概ね2.5kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や溶岩流に警戒してください。