山川さんの解説

最終更新2024.4.22

 

 当サイトでは感覚的に理解しやすいように,天気図やエマグラム,気象衛星からの可視画像,赤外線画像など多く使用しています.それらは情報量が一杯で,見れば見るほど面白いものです.

 でも,ちょっと待って.街中で,あるいは部屋の窓から,ふと見上げた空からもいろんな事がわかるんですよ.

 空のスナップ写真から読み取ったあれこれを閑談します.

 



2024年3月27日

撮影:遠藤邦彦 解説:山川修治

 

 高積雲の斜交が見られます。600hPa(約5km)より下層はNないしNNWの風、上層はWNWの強風で、それぞれ山岳波動が発生した結果、両方の波状雲がクロスして現れたと解釈されます。

 山岳効果で上記の安定層が数層に分かれ、レンズ雲も多重になって現れたのだろうと推測しています。

 

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